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出産直後のこと [妊娠・出産]

長男を出産した後の事。

先生が会陰縫合をし始めた。
まず麻酔をしてから縫合。
しかし、もともと麻酔が効きにくい私。1本だけでは足りなかった。
結局、縫合が終わるまでに刺された麻酔は4本。
そもそも会陰切開の時だって、麻酔をしてから切られたのに痛かったもんなぁ。

その後、分娩台の上で2時間寝ているように言われた。
その間に、分娩室の外で待っていたダンナと私の母、そしてしばらく後にダンナのご両親と対面。

ダンナのご両親、通常なら2時間以上かかる道のりを1時間半で来てくれた。
なんでも、ダンナが電話した時に私がかなり衰弱しているということを告げたようで、いてもたってもいられなくなったらしい。
しかし当の私は、苦しみから解放されたことですっかり元気に。
そんな私の姿をみて安心した様子のご両親。
おかげさまでピンピンしてますよ。

そうこうしているうちに、2時間経過。
実はこの2時間の間、トイレをずっとガマンしていた。
そこで看護士さんに、車椅子でトイレに連れて行ってもらった。

が、トイレに入った直後、急に気分が悪くなり便座に座ったまま動けなくなった。

そう、貧血。しかも重度の。

元々貧血気味だったので増血剤を飲んでいたが、入院してから薬を飲んでないし、3日間寝てないし、出産当日はほとんど水分しか摂取していない。
そりゃ倒れるさ。
そういえば陣痛に耐えてる時、汗をかいているのにやけに寒くてガタガタ震えてたっけ。
あれも貧血のせいだったんだなぁ。

尋常ではない量の冷や汗をかきながら、遠のく意識の中でなんとかナースコールを押す。
それからしばらくの事は、断片的にしか覚えていない。
1人だった看護士さんが3人に増えていたが、話していた内容はほとんど記憶にない。
途中で名前を呼ばれ、意識を取り戻したような感じ。
3人がかりでベッドまで運ばれた私。
体は動かないが、横になったことで意識は回復してきた。
そして理解したのは、看護士さん達がトイレ中だった私の後処理を全てしてくれたことと、ベッドに横たわる私の衣類から産褥シートまで、全て取り替えてくれこと。

人生初の出産という感動的な大仕事を終えた2時間後、人生初のおしもの世話をされるという屈辱。

あぁ、できることなら記憶を編集したい。
笑顔でお産を終えたことにしたい。
ダンナのご両親にも、最後の最後で心配をかけてしまった。
申し訳ないことをしたなぁ。

それから次の日の昼までは、一人で歩くことが出来ない状態だった。
退院時の検査でも貧血ということで、またしても増血剤をもらった。
母乳って血液だもんね。
気をつけなければ。

自宅でダンナにおしもの世話をされることのないよう、積極的に鉄分を取るようにしようと思う。

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