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初の日帰り入院 [長男]

一昨日の夜、夕飯にばぁばから貰ったうなぎを出した。
喜んで食べる子供達。
元気よくパクパク食べていたその時。

長男の喉に、うなぎの骨が刺さってしまった。

「喉がチクチクする~[exclamation]痛い~~~[exclamation×2]・。・(≧Д≦)・。・」と言う長男。
何度かご飯を丸呑みさせてみたら、「痛いのなくなったよ(・∀・)」と。
やれやれ、一安心。

その後またご飯を食べ始めたのだが、しばらくして「また刺さったー[exclamation]痛いよ~~~[exclamation×2]・。・(≧Д≦)・。・」と言い始めた。

悪夢再び。
口を開けさせて覗いてみても、どこに刺さっているか見えない。
ご飯を丸呑みさせたけどダメ。
デザートとして用意していたブドウをどうしても食べたいと言うので、試しに食べさせたけどもちろんダメ。
しばらく様子を見ていたけど、刺さったままにしておくのも心配。

そこで、夜間救急に行くことにした。
ネットで調べたら、魚の骨が刺さった場合は耳鼻科受診と書いてあった。
小児科夜間救急と一般の救急のどちらにしようか悩んだが、とりあえず一般の救急の方に電話で確認。
そこで見てもらえるということで、私と長男の2人で向かった。

向かった先は、浜松聖隷病院。
当直医が外科の先生で、口の中を見てもらったが見えないという。
そこで、耳鼻科の方に回された。
口を開けて見ても、奥の方に刺さってるので見えない。
そこで、鼻から内視鏡を入れて骨の位置を確認。
骨は扁桃腺の裏側にあり、口を開けただけでは見えない位置に刺さってた。
それからスプレー式の麻酔を喉に噴射し、ピンセットみたいな器具を使って取ろうとしても、えづいてしまって取れない。
先端がピンセットみたいになってる内視鏡を使って取ろうと試みたが、ケーブルが太くて鼻の奥に入らない。
何度か口を開けて試したが、苦しいのと眠いのとで、グズグズモード突入。
この日の処置は断念。

明日の朝、また受診して下さいと言われた。

そして口から取れない場合は、全身麻酔して取るしかないと。

マジか・・・。
全身麻酔の場合、早ければ日帰り入院、経過が悪ければ1泊入院とのこと。
そうなる事も考えて、翌日の朝食は抜きで、水分は7時以降摂らないでくださいと。
もう愕然。
泣き疲れて診察室を出てすぐに寝てしまった長男を抱きかかえて、トボトボと家路についた。


そして翌日である昨日。
義父母が来てくれる事になったので、次男はいつも通り幼稚園へ。
でも長男が幼稚園に行かない事を知ったとたん、「行かない~[exclamation]お洋服着ない~[exclamation×2]と大泣き。
家を出てバス停に行くときは少し落ち着いていたけど、バスに乗る直前にまた大泣き。
先生に抱っこされて強制連行されていった。

ゴメンね、次男もツライよね(T_T)
でも長男は頑張ってくるから[exclamation×2]

その後病院へ向かい、予約の9時より少し前に到着し、耳鼻咽喉科を再受診。
今回は、鼻から内視鏡を入れて画面で骨の位置を確認しながら、口を開けてピンセットみたいなやつで取る方法で試みる。
でもやっぱりえづいてしまって、骨のある位置までピンセットが届かない。
休み休み何度もトライしたが、どうしてもできない。

そして遂に、全身麻酔による手術&入院する事になった。

手術と言っても、喉を切開するわけではなく、ただ喉の奥を見るだけ。
それだけのために全身麻酔・・・。
所要時間はたった15分くらいらしいけど、できれば避けて通りたい方法だった・・・。

全身麻酔が決定してからは、慌しかった。
13時に手術が決まったので、それまでに手術可能かどうかのメディカルチェックを受けなければいけなかった。
問診・検尿・採血・点滴・レントゲン・心電図を取るために、院内を移動。
採血と点滴をする時、私は処置室の外で待つように指示された。
その後、中から長男の泣く声が聞こえてきた。
「うわぁぁぁぁん[exclamation]痛い~[exclamation×2]
「お母さんのとこに行きたい~[exclamation&question]
その声を聞いただけで泣きそう(T_T)
処置室から出てきた長男の手には点滴がついていた。
DSC_9909 (252x448).jpg
点滴が気になって仕方ない様子。

健康状態に問題がなく、手術可能になったので病棟へ移動。
2014-09-17-12-32-07_photo (336x448).jpg
ベッドの上で「ホテルみたいだねぇ。」だなんて呑気なことを言ってる。

13時に看護師さんがやってきて、軽く問診した後、手術着に着替え。
事前に「眠くなる薬を使って、寝てる間に骨を取るからね。」と伝えていたんだけど、着替えた事で一気に不安が増してきたらしい。

「怖い~[exclamation]
「イヤだ、行きたくない~[exclamation]
「お母さん、一緒に寝て~[exclamation]

朝から何も食べていないこともあって、空腹と不安でグズグズ。
看護師さんから「お母さんも一緒に手術室の中に入って下さい。」と言われたので、帽子と割烹着みたいな服を着て、一緒に手術室の中へ。

手術室の中には、耳鼻科の先生と麻酔科の先生、それから看護師さん、全部で6~7人いた。
手術台の横に、親子で座れるくらいの大きい座椅子があって、そこに私が長男を抱っこする形で座った。
座椅子の前にはテレビがあって、麻酔が効くまで一緒にテレビを見て過ごせるようになっている。
録画データの中から、長男がチョイスしたのは『おさるのジョージ』。
それを見ている最中に、点滴の先に麻酔をセット。

麻酔が体内に入った瞬間、「痛いーーー[exclamation×2]と叫んで暴れる長男。
その後静かになったと思ったら、ビクビクッと軽く痙攣して、足の先がビーンと筋張って、眠りについた。
それを確認した先生が手術台に長男を移動させ、酸素マスクをつけた。
そして「あとは我々にお任せ下さい。お母さんは病棟でお待ち下さい。」と。
看護師さんに案内されて手術室を出た後。


泣いた。


ただ口をあけて、うなぎの骨を取るだけだっていうのは分かってるんだけど。
我が子が痙攣したあと動かなくなって(実際には寝てるだけだけど)、腕をだらりとたらした状態で手術台に運ばれていく。
そして酸素マスクをつけられ、6人くらいの大人に囲まれているその光景がショックで。
何より、全身麻酔に対する不安が大きくて。
とにかく無事に目が覚めてくれることだけを祈ってた。

病棟に戻る前に、長男が食事を取れるようになったらすぐに何か食べさせてあげたいと思い、売店へ寄ってサンドウィッチと水を購入。
そして病棟に戻ってすぐに看護師さんがやってきた。
「手術が終わりましたよ。担当医から説明がありますので、一緒にいらして下さい」と。

早っっっ[exclamation×2][exclamation×2]∑(゜Д゜;)

面談室で耳鼻科の担当医に面会。
そこで、採取した骨をもらった。
DSC_9913 (252x448).jpg
真ん中にある毛みたいなのが骨。

分かりにくいけど、1cmくらいある。
内視鏡で見たときは2~3mmくらいしか見えなかったから、こんなに長いのが刺さってるとは思わなかった・・・[たらーっ(汗)]
先生曰く、「呼吸を確保するために器官にチューブを入れることもあるが、今回はそれをしなくて済んだ。骨も無事に取れたから、麻酔が抜けて経過が良ければ今日中に退院できます。」とのこと。
手術後は1時間くらいリカバリールームというところで様子を見るそうで、面会可能ということなので早速会いに行った。
2014-09-17-14-22-57_photo (336x448).jpg
麻酔がまだ効いていて爆睡中。

看護師さんに「ベッドから落ちないように、側で見ていてくださいね。」と言われたんだけど。
奥の方で看護師さん同士が「麻酔が解けて目が覚めたときに暴れてしまう可能性があるから気をつけて。」って話をしていた。
それを聞いてハラハラ。
それから目が覚めるのをひたすら待ったけど、全然起きない。
看護師さんが声をかけても、私が声をかけたり顔をいじっても起きない。
そしてリカバリールームに入ってから約1時間半後。

2014-09-17-15-24-09_photo (272x448).jpg
モゾモゾしたり伸びをしながら、いつものように起きてきた。

良かった、ちゃんと起きてくれた・・・。
会話もしてる。
一安心~[ぴかぴか(新しい)]

この後病棟に戻ったのが15:40。
私はてっきりこの後帰れるのかと思ってたんだけど、大きな勘違いだった。

ここから3時間、病棟で待機。

胃腸が通常のように回復するまで、まだ時間がかかるらしい。
暇つぶしの為に、ケータイのゲームをやっててもらおうと思って長男に渡したんだけど、点滴の添え木が邪魔でうまく操作できない。
空腹で更にイライラ。
何度も「お腹空いたー[exclamation]早く帰りたいーーー[4]と泣き喚いていた。
なんとか気を紛らわせようと、紙の裏にすごろくを書いて、延々2人ですごろく。
途中、向かいのベッドのおばあちゃんと会話をしながら、なんとか3時間経過。
水分摂取の許可が出たので水を飲み、看護師さんが胃腸の音を確認して、担当医に報告。

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そして19時、無事に退院できました[exclamation×2]

家でおばあちゃんが夕飯の準備をしていてくれたんだけど、長男がどうしてもお寿司を食べたいと懇願。
退院前に担当医にお寿司を食べても大丈夫か?」と聞いたら、

「できればうどんなどの意に優しいものが好ましいですが、お寿司だったらまぁ大丈夫でしょう。天婦羅のような脂っこいものはやめておいて下さい。」

と言われたので、退院祝いとして長男のリクエストであるくら寿司に行ってきた。
長男は、こっちが心配するくらいバカ食いしてたw
元気になってホント良かった[黒ハート]


うなぎを食べただけなのに、大変な1日だった・・・。
これがきっかけで魚全般が嫌いにならないといいけど[たらーっ(汗)]
これからはもっと小骨に注意して食事を与えたいと思います[exclamation×2][exclamation×2]
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コメント 5

ちゃるこ

長男くん、大変でしたね(ToT)
全身麻酔、、、こあーるさんの心配な気持ちわかります!!
でも無事に済んで何よりでした!
小骨って怖いですね。。。
お魚はたくさん食べてほしいけど、うちも気をつけなくては(@_@)
こあーるさんも長男くんも、本当にお疲れ様でした!
by ちゃるこ (2014-09-19 09:25) 

さっちゃん

超びびったよ~! 全身麻酔までしたんだね。眠る直前の反応怖すぎるし、起きた後副作用はでないか心配でたまらないし、私同じ立場だったら病院内で失神してたかも。。。

それでも次の、「早っ」の突っ込みに思わず笑っちゃった。何より無事で良かった(^^♪
by さっちゃん (2014-09-20 04:34) 

はづき

魚の骨で全身麻酔に入院って、かなり衝撃的です!
こあーるさん、さぞ不安だったでしょうね。
お大事にしてください。
by はづき (2014-09-20 12:57) 

tom_mura

大変でしたが、長男君頑張りましたね。
たかが魚の小骨と侮っていけない事が分かりました。
そのときのこあーるさんの気持ちもすごく分かります。
全身麻酔でもしもってのがありますからね。
でも無事に全てが終わり、よかったっですね(^^)
by tom_mura (2014-09-24 14:14) 

こあーる

ちゃるこ さんへ
ありがとうございます!
小骨、なめてました・・・。
しかもうなぎでなんて・・・。
あれ以来、私とダンナの方が小骨恐怖症です(^^;)


さっちゃん
ありがとう~!
も~まじ怖かった!!(TДT)
そんで、終わるのすんごい早かった!!(笑)
長時間ご飯を食べられないのが一番可哀想だったよ(´ω`)


ryo1216 さんへ
niceありがとうございます!


makimaki さんへ
niceありがとうございます!


はづき さんへ
ありがとうございます!
私も、まさか全身麻酔になるなんて思ってもみませんでした(´Д`;)
この日だけで一気に5歳くらい老けた気がする・・・。


tom_mura さんへ
ありがとうございます!
刺さったのが口を開けて見える位置だったら、こんな大事にはならなかったんですけどね・・・。
昔テレビで、全身麻酔で後遺症が残った方の映像を見た事があって、もう気が気ではありませんでした。
でも無事終わって本当に良かったです!!
by こあーる (2014-09-29 00:21) 

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